ひまわりさんの学舎ストーリー

学校には行けなかった。けど「ここ」には来れた。
いや、「行きたい」と思えた。

学舎plusOneはまさに私にとってそんな場所で、きっと、そんな悩みを抱えるたくさんの生徒さんにとっても同じ存在になりうる場所だと思います。

11歳で精神疾患を患い、小学生から不登校。
卒業式にも出られなかった私は心配する親にも反抗し、家族との関係も上手く築けず孤立していました。

学校へ行かない間に、どんどん置いていかれる授業。
それを目の当たりにするのが怖くて、そして人の目が怖くて、ますます学校へ足が遠退いていき心配する親の、その気持ちさえ煩わしく思えていました。

学校にも行けない。家にも居場所がない。

自信を無くすなかで、唯一、そんな自分をいつも変わらず迎えてくれたのが、学舎であり、今も変わらない笑顔の素敵な先生たちでした。

昔から、ここの先生たちは変わってました。

学校へ行かない私を「なんや、今日も行かんかったとや~」と笑ってイジってきたし
家出して、公園で一晩過ごした私へ「蚊に刺されんやったや?」と・・・。
「え、そこ?」と、拍子抜けする心配をしてきました。

ここの先生たちの魔法で、私にとって、重大な、後ろめたい罪はいつもすぐに笑いに変わっていたし、気付いたら、さっきまで泣いてた私まで笑ってる。
それを繰り返していました。

そんな先生たちだからもっと一緒にいたくて、授業も楽しく過ごせたし自然と学ぶ姿勢になれていたと、振り返って思います。

あれは、作戦だったのかな。
・・・いや、何も考えてないだけだろうな(笑)

そんなこんなありながら、先生たちのおかげで、本来、絶対無理だった志望校に合格することができ、学校卒業と同時に塾も旅立った私。

一度、舞い戻って来たのは20歳の時。
当時、私はとある夢を抱いていて、ところがその夢の先にある人間関係のトラブルで親にも言えず、上にも逆らえず、もう、遺書を書き遺すくらい追い詰められてた時代がありました。

「死ぬ前に、誰か一人だけに話して、死のう」
そう思って、頭をよぎったのが学長である吉田先生の存在。

先生は我が子のように話を聞き、私を正しい道へ、いざなってくれました。

学長に話していなかったら
私、本当に死んでたと思います。
だからね、この場を借りて。
吉田先生。本当にありがとう。

これを読んでくださってる生徒さんや、親御さんに言いたいのは学舎は、学力ではなく、生きる力を、生きるパワーを貰える場所だということ。

とにかく学力重視で暇さえあれば勉強すべき、という生徒さんや親御さんには、ひょっとしたら向かないかもしれません。
それならば、よくある進学塾へ行くほうが近道かと思います。

ただ、言えるのは生きる力を手に入れた子供は学びたいという意欲や、
頑張りたいという活力まで、同時に手に入れ、自然とそういう姿勢になるということ。

だから、何十時間、詰め込み授業をするより、ずっとずっと有意義だと私は身を持って感じています。

子供たちにとって、今、自分が生きている世界は家か、学校か。
その二つが全て。でもそこに、その間の、こんなにあったかい場所があるってこと

一人でも多くの生徒さんに伝えたくて。私のように、人生が変わるような出会いを経験してほしくて。
卒業生の私は、そんな思いで、今、自分の夢を叶え、新たな夢を追いながら、吉田先生の見守る学舎で教壇に立っています。